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高緊張に対するマッサージ

もくじ


  • 高緊張の原因
  • よくある症状
  • 高緊張に対するマッサージ
  • 高緊張に対する関節のアプローチ
  • 注意点

高緊張の原因

脳にダメージを負うことで起きる脳性麻痺、遺伝子の変異で起きる筋ジストロフィーなど。

障害や疾患によって異なりますが、脳の硬さを調整するところがうまく機能しないと起きます。

よくある症状

  • 皮ふ、筋膜の硬さ
  • ガチガチの筋肉
  • 固まった関節

1,皮ふ・筋膜の硬さ

緊張が強く動きが少ない状態でいると、筋肉や表面を覆う皮ふ・筋膜も硬く伸びにくくなっていきます。

例えるなら、かなり小さめな服を着て過ごしている様なものです。

皮ふが硬くなると感覚も鈍くなるので、運動発達にも悪影響があります。

 

2,ガチガチ筋肉

脳性麻痺に代表される筋肉の高緊張な状態です。伸ばそうとしても力んでしまい、伸びないので体全体の動きをとても制限します。

また血管や神経を圧迫するので、血行不良や痛み・不快感の原因にもなります。

 

3,固まった関節

長い間動きが制限されると筋肉だけでなく、関節も硬くなっていきます。病院では関節拘縮(カンセツ・コウシュク)と呼ばれます。

予防がとても大切で、拘縮状態になるとマッサージや薬ではどうにもならず手術しかなくなります。

高緊張に対するマッサージ

高緊張のキーポイントは「皮膚」です。皮膚は全身を覆うボディスーツのようなものです。

高緊張タイプのお子さんは、皮膚も硬く伸びにくいので、つっぱって動きにくい状態が多いです。

 

皮膚は繋がっているので、一部が硬くなると他の離れたところの動きも悪くします。

一部の皮膚の硬さが広がって行き、他の所まで硬くするという悪循環が起きることがあります。

皮膚を伸ばすマッサージが有効

皮膚(筋膜)→筋肉の順にアプローチするのが効果的です。

皮膚・筋膜をゆるめずに筋肉にアプローチすることは、「小さめの革のジャンパーを着ている、体の柔らかい人」です。

 

ジャンパー(皮膚)が硬く伸びなければ、中の人(筋肉)がいくら柔らかくても、実際の動きは硬く狭くなります。

この様に外側から順にアプローチして芯までゆるめて行く方法をオススメしてします。

高緊張に対する関節アプローチ

緊張が高く動きが小さいと関節の中でも関節包(カンセツホウ)が硬くなっていきます。

膝であれば膝ウラ、尖足の足首ならアキレス腱側、槌(ツチ)足であれば足首の前側の関節包が硬くなります。

 

この硬くなったところをピンポイントで動かして伸ばします。

関節運動学を用いた関節モビライゼーションという方法を使用します。

関節拘縮の予防として重要なアプローチです。

注意点


高緊張タイプのお子さんはゆっくり、穏やかに刺激を加えることが大切です。

理由は、

  1. 痛みに敏感
  2. 力みやすい

この2つです。

 

ストレッチや関節へのアプローチは最も痛みを感じやすい方法なので、ゆっくりと少しずつ行う必要があります。

体勢を変えたり、関節を動かす際もゆっくりやらないと不要に力ませることがあります。