肢体不自由のお子さんの骨格の特徴は、
そのため骨強度が弱く、関節の作りが甘いので、骨折・脱臼のリスクが高いです。
関節や骨は立ったり、歩いたりなど体重というストレスが加わることで成長し強くなります。
運動や姿勢保持が苦手な肢不児では、個人差はありますが平均して弱い傾向があります。
股関節を曲げて、膝が内側に倒れた姿勢は、股関節のズレを進行させる可能性があります。
マッサージ中に写真のような姿勢にならない様に注意して行います。
体の向きを変える時に腕が取り残されると肩関節が脱臼する可能性があります。
姿勢を変える際は、手を胸の前に置いて肩に負担がかからないようにします。
手足の骨はひねる力に弱い傾向があり、肢体不自由のお子さんはリスクが高いです。
ストレッチをする時など、ひねる力が骨にかからない様に行っています。
骨密度を低下させる要素を知らないと、危険の予測やお子さんの状態の把握、リスク管理ができません。
お子さん達に関わる上で非常に重要な知識です。
以下が、リスクを高める可能性のある要素です。
問診でこれまでの経緯、経過を伺い、骨折や脱臼のリスクを把握して関わらせて頂きます。
一般的な訪問マッサージはドアtoドアで30分程です。
当院は施術時間だけで40~45分で設定しています。
時間に余裕を持てば、しっかりと状態を観察できますし急いだり、焦ったりも無くなるので安全性が高まると考えます。
脳性麻痺はダメージを受けた場所・程度・そして個体差によって障害のタイプも麻痺や感覚障害の部位・程度も、それぞれ異なります。
医療ケアの有無も相まって、個人差のとても激しい障害です。肢不児に共通する注意事項と個別具体的な注意が必要です。
デュシェンヌ型はジストロフィンの欠損により「筋肉の細胞が壊れやすい」状態。福山型はフクチンの欠損により「細胞を支える柱や梁がもろい」状態。どのタイプも筋肉がもろく、指圧など点で圧力をくわえる操作は絶対にやってはいけません。
髄膜瘤のある部分を刺激しないことが大切です。
本来、大事に包まれ守られている脊髄神経が表面に出てきています。
神経のゆとりも少ないので、脚のストレッチは刺激量に注意が必要です。脊髄係留症候群の可能性がある場合、神経に強いストレスがかかるのでストレッチは禁忌となります。
またラテックスアレルギーの方も多いのでゴム製品は身に着けません。
染色体異常のお子さんは全体的に低緊張の傾向が強く、脱臼リスクが高いので注意が必要。
特にダウン症は、頚椎1番と2番で作る関節がゆるいので大きく首を動かすことは禁忌。また染色体異常症は免疫力が低いので感染症対策も厳重に行います。
など
障害名や疾患名だけを見て「こんな状態だろう」と決めつけずに、ちゃんと検査・評価を行い確実にリスク把握を実施します。